デュッセルドルフ空港での税金還付(タックスリファウンド)は要注意!
デュッセルドルフ空港での税金還付に落とし穴あり
先日、ドイツのデュッセルドルフ空港から帰国しました。
その際に、現地購入商品の税金還付、いわゆるタックスリファウンドの手続きを行ったのですが、そこで想定外の落とし穴がありました。
もしデュッセルドルフ空港での税金還付を検討されている方がいらっしゃるようでしたら、ぜひご一読いただきたいと思います。
税金還付の方法は2つある
まず基本事項ですが、通常税金還付の方法として、2つの方法が選べます。
私の経験上、それぞれの方法についてメリット、デメリットを挙げてみました。
方法① クレジットカード口座への返金
メリット:手数料がかからない。カード会社が設定する為替レートが適用。
デメリット:返金まで数十日から数ヶ月程度の時間を要する。
方法② 現金で受け取り
メリット:その場で受け取ることができる。
デメリット:5%程度の手数料がかかる。
私はどちらの方法も選択したことがありますが、ここ数回は「方法② 現金での受け取り」を選択していました。
理由は、またすぐにユーロ圏へ訪問する予定があり、到着時の両替の手間や手数料を考えるとユーロ現金を持っていても良いと思ったからです。
実際の税金還付手続き
税金還付についてはいくつかの取り扱い会社があり、空港によっても多少の違いがあるようです。
ちなみにフランクフルト空港では税関カウンターのすぐ近くに、税金還付専用のカウンターがありました。
しかし、デュッセルドルフ空港では一般の両替所が税金還付業務も兼務しているようでした。
還付手続きをしたのは赤丸の場所にある両替所です。ANAカウンターが黄色丸のあたりです。
デュッセルドルフ空港ホームページより。
私はいつものように現金での受け取りを選択し、両替所のお兄さんに書類を提出したところ、こんなことを言われたのです。
「ユーロでの返金はできない。外貨のみだ」
は?なんで?why?ですよ。理由を聞いても納得できる回答はなし。
全く腑に落ちない状況でしたが、あまり時間もなかったので、「じゃぁもういいよ、日本円で還付してくれ」と伝えました。
すると返金額が想定していた額より、かーなーり少ない。。。
これ米ドルのレートと間違えてない?と思い、確認したレートがこちら。
お分かりいただけますでしょうか?
驚愕のレート、1ユーロ=98.3円なんです。
買値も1ユーロ=149.4円という超ボッタクリ価格。
いくら空港価格とは言え、これ酷くないですか?
まぁ時間がなく焦っていてちゃんとレートを確認しなかった私にも落ち度はあります。
いやでも、そもそも時間が無くなったのは、空港全体のシステムがダウンして1時間くらいチェックインができなかったからなんですけど。
なんか旅の最後にこういう事があると後味が悪くなっちゃいますね。
有り得ない、こんなことがまかり通っていいのか、とモヤモヤ、イライラしながら搭乗口へ向かいました。
すると、思いがけず特別塗装の彼が待機しており、ドンマイ!と少し慰めてくれました。
今回の反省と今後の対応
まず外貨への交換に際しては、必ず事前にレートを確認する。
両替時の超基本ですが、時間が無い時でもこれを怠ってはいけません。
あと、今後の税金還付はクレジットカード口座への返金にしよう、と固く心に誓ったのでした。
最近は大体どこでもクレジットカードが使えますので、あまり現金は必要ないですからね・・・。
なぜデュッセルドルフ空港はユーロ還付が出来ないのか未だに不明ですが、各空港、取り扱い業者によってルール、違いがありますので、その都度注意が必要だなぁと改めて認識した次第です。